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「部活問題」を考える

「部活問題」「ブラック部活」を中心に、現役高校教師Kが学校現場の問題点を考えていくブログです。

お盆は連日38度越え。それでも部活は続く・・・

 帰省のために高速道路を使った。途中のSA/PAでは

バスをチャーターして練習試合などに向かうと思われる

部活生の集団を多く見た。

 

 気象情報は連日38度越えの可能性を訴えているにも関わらず

部活動はお盆も休みなく練習が繰り広げられている。

 

 実家の前を地元の中学生がユニフォーム姿で登校していく。

夏休みと言っても、生徒も先生も休みなしだ。

先生はともかく、生徒は平常授業時よりもキツいだろう。

何しろこの気温で何時間もスポーツするのだ。

 

 高校では補習も行われたりして決して「休みモード」ではないが、

それでも夏休みは2学期以降の授業の充実を図るのに良い期間だ。

今後の授業の方針を教科で話し合うことだってできる。

というか、そういったことをせねばならない時期のはずだ。

 

 しかし、相変わらず教師も生徒も「部活Only」である。

校内で「授業」のことをやっている教員は数えるほどだ。

 

 学習がおろそかになりがちな生徒にとっても

この期間にいままでの学習の遅れを取り戻すことだってできるはずだ。

「生徒のために」というのであれば、

部活動と同じ情熱と温度で学力保障をしなくて良いのか?

学力よりも体力が優先されているかのような気になる光景である。

 

 そしてSA/PAでは保護者と見られる方々も目に付いた。

最近の部活動、特に強豪校になれば

保護者が実質的にチームマネージャーとして

行動しなければならない場面がとても多い。

となると結局、子供を部活動に参加させられる保護者は

週末や年末年始・お盆に休みを取って参加できるだけの

時間的・資金的余裕のある方に限られてくる。

 

SA/PAでソフトクリームを片手に談笑しながら歩いている選手達の横で、

ケータイで慌ただしく連絡を取り合っている顧問らしき先生、

そしてこちらも数名でお弁当などの手配を話し合っている保護者会。

 

まるでプロ選手の待遇だ!

 

生徒は試合会場に運んでもらい、

試合や練習をするだけなのではないか。

その他のことはすべて先生(と保護者)が手配してくれるのだ。

これでは「部活しに学校に行っている」と思うのも無理はない。

まあ、実際そうなっている学校ばかりだが・・・。

 

部活動の現状が「自主的な活動」を大きく逸脱しているの

は間違いない、と確信したお盆休みであった。