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「部活問題」を考える

「部活問題」「ブラック部活」を中心に、現役高校教師Kが学校現場の問題点を考えていくブログです。

学校は「部活、会議、事業」が優先。学習指導は2の次。

こんなニュースを読んだ。

 

どこの学校も同じだと改めて感じさせられた。

 

仕事膨大で休み返上、教員の悲鳴 部活、会議、事業対応 | 福井新聞ONLINE

 

学習指導や授業の準備は2の次(いや3の次?)である。

 

部活動が最優先で、その次がペーパーワークである。

書類仕事が大切ではないと言いたいわけではないが、

それにしても先生たちのパソコンと向かい合う

時間の長いこと!様々な報告書が多すぎるのだ。

 

上からは様々な「何とか学力向上事業」などと銘打った

事業が次々に降ってくる。

「学力を上げさせたい」という上の気持ちはわかるし

現場もそれを望んで取り組んでいるのだが、

何しろその「何とか事業」の

計画書、途中経過、成果とまとめ、といった

報告書類が多いのだ。

授業改善のための様々な施作のための書類作りをする手間と時間のために、

授業改善に取り組む余裕がなくなるという冗談のような現実がある。

 

学校によっては毎週放課後に会議を持つところもある。

会議録が管理職に提出されるため、

主任達は会議のために2〜3日前から

会議用レジュメを作り出す。

会議のために週の半分は仕事をしているようなものだ。

 

そして毎週1〜2時間も会議が行われる。

その間生徒はほったらかしである。

 

先日会議前にでこんなことがあった。

若手A先生

 「B先生は生徒対応で(会議に)遅れるそうです」

 

ベテランC先生

 「え?会議があるって分かってるはずだろう。全く。」

 

みんな忙しいところを時間を守って集まっているのだからC先生の気持ちは

良く分かるつもりだが、

「会議が優先だろ。生徒なんて後回しにしてでも会議をしろ。」

という(私のいる学校の)雰囲気がよく分かるやり取りだった。

生徒の訴えを十分に聞かずに、命に関わる様々な問題が

あちこちの学校で起きているのに、である。

 

こんな学校の多くが

部活と会議と書類、が仕事である。

授業はその間に入るだけだ。

年中、部活か会議か書類、しかしていないから

肝心の生徒の成績は上がらず、進学実績も上がらない。

そしてその対策のために、さらに会議と事業に取り組む、

という悪循環である。

 

多忙が問題というよりは、

学習指導以外の仕事が多すぎる、のが問題である。

多くの現場では、教師は「部活する」「会議する」「書類作る」のが本務となっているのが現状である。

「勉強を教える」はその次になってしまっている。